気胸とは?【気胸歴10年以上の筆者が解説】
こんにちは!気胸くんです。
気胸について気になって調べてみたけれど、実際どんな症状なのか?治療法、期間は?と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
正しく気胸のことを知らずに、これから先の人生を不安なまま過ごしている方が多いです。
本記事では
・気胸とはどのような症状なのか?
・気胸の治療はどんなことをするのか?
・気胸の治療期間はどのくらいになるのか?
こんな疑問に気胸を実際に体験&克服した健康管理士の気胸くんがお答えします。
気胸経験者の生の声を聞きたい方は、ぜひ参考にしてください。
気胸とは
気胸(ききょう)とは、何らかの原因により肺から空気が漏れることで、肺が潰れてへこんでしまう病気です。
肺の表面と胸腔の間に空気が溜まることで起こる状態です。
この空気の溜まりが肺を圧迫し、通常の肺機能を妨げる可能性があります。
気胸の原因
気胸の原因は種類によって異なります。
肺の病気や外傷、喫煙などがあります。特に、若い男性に多く発生することが知られています。
一番多いのは肺の表面にできやすい肺嚢胞(はいのうほう:空気を含んだ袋)が破れて肺に穴が開いてしまうことで起こります。
肺嚢胞が破れる特定のきっかけはなく、どのようなときでも起こる可能性があります。
気胸の症状と治療方法について以下に詳しく説明します。
気胸の症状
気胸の主な症状は、以下のようなものが挙げられます。
1. 急激な胸痛: 肺の表面が圧迫されることで、胸痛が生じます。特に深呼吸や咳をする際に痛みを感じることがあります。
2. 呼吸困難: 気胸が進行すると、肺の膨らみが制限されるため、呼吸困難が生じることがあります。息切れや浅い呼吸が続くことがあります。
3. 胸部の圧迫感: 気胸によって胸部に空気が溜まることで、圧迫感や異物感を感じることがあります。
気胸の治療
気胸の治療は、以下のような方法が一般的に行われます。
1. 自然治癒の待ち: 軽度の気胸の場合、自然に空気が吸収されることがあります。この場合、安静にし、症状の進行を見守ることが行われます。
2. 気胸ドレナージ: 重度の気胸や症状の改善が見られない場合には、気胸ドレナージが行われることがあります。これは、胸腔に穿刺針やチューブを挿入して、肺から空気を抜く操作です。
3. 外科手術: 慢性的な気胸や再発性の気胸の場合、肺を固定するための手術が必要となることがあります。
気胸の治療期間
気胸の治療期間は、症状の重症度や治療方法によって異なります。
軽度の気胸の場合、自然に治癒することがありますが、それでも数週間から数ヶ月かかることがあります。
気胸ドレナージや外科手術が必要な場合、入院や手術後の経過を含めて数日から数週間の期間がかかることが一般的です。
気胸の治療期間は個人の状態や治療の進行具合によっても変動するため、医師の指示に従うことが重要です。
また、治療期間中は適切な安静と医師のフォローアップに従い、定期的な検査や診察を受けることが必要です。
なお、気胸の治療には早期の診断と適切な治療が重要です。
気胸の症状が現れた場合は、迅速に医師の診断を受けることをおすすめします。