【気胸の手術体験談】胸腔鏡手術を2回受けた私が語る、手術前の説明・当日・術後の痛み・傷あと
こんにちは!気胸くんです。
気胸で手術をすすめられて、「手術って怖い」「痛いの?」「どのくらいで退院できるの?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。
私は気胸で胸腔鏡手術を2回受けました。1回目は18歳のとき、2回目は再発をくり返したあとに、気胸の専門的な治療で知られる病院で受けています。
本記事では
・手術をすすめられたときの説明と気持ち
・手術当日の様子(麻酔から覚めたとき)
・術後の痛み・ドレーン・退院までの流れ
・傷あとと、退院後の生活
を、手術を2回経験した気胸くんが、自分の体験をもとにお話しします。
この記事は筆者の体験談と一般的な情報です。手術の方法や入院期間は、病院や体の状態によって異なります。詳しくは主治医に確認してください。
気胸の胸腔鏡手術とは
気胸の手術は、肺の表面にできたブラ(空気がたまった袋)を切り取るなどして、空気の漏れる原因を取り除く手術です。現在は、胸に小さな傷をいくつか作り、そこからカメラ(胸腔鏡)や器具を入れて行う胸腔鏡手術が一般的です。
・全身麻酔で行う
・胸に小さな傷を数か所作る
・手術のあとは、胸にドレーン(チューブ)を入れて空気が漏れていないか確認することが多い
日本呼吸器学会の解説でも、空気の漏れが止まらない場合などに手術で穴をふさぐ方法が紹介されています。
ただし、手術をしても再発がゼロになるわけではありません。私自身、1回目の手術から約1ヶ月で再発しました。
》【気胸の再発体験談】手術後1ヶ月で再発、5回以上くり返した私が伝えたい前兆と対処法
手術をすすめられたときの説明
1回目のとき、私はすでにドレーンを入れた状態でした。先生からは、
「このまま安静にしても良くなるか分からない。良くなったとしても再発率が高いから、手術がよい」
という説明を受けました。
手術の前には、次のような説明があり、同意書を書きました。
・麻酔についての説明
・何かあったときに輸血する可能性があること
当時は地方から出てきて一人暮らしをしていましたが、手術のときは実家から親が来てくれました。
手術をすすめられたら、わからないことは遠慮せずに質問しましょう。2回目のときは自分から聞きにいったので、先生の答えも的確でした。
手術を決めたときの気持ち
正直、とても不安でした。
それでも、「早く退院したいから、やるしかない」という気持ちで手術を決めました。
手術を前に不安になるのは当たり前のことです。不安なことは、先生や看護師さんに伝えてみてください。
手術当日:目が覚めたら「ワープしたような感覚」
手術は全身麻酔でした。
手術室に入って、次に目が覚めたときにはもうベッドの上。まるでワープしたような感覚でした。
手術時間は、1時間〜3時間くらいの間だったと思います。正直、時間を確認する余裕もありませんでした。
目が覚めて気になったのは、尿道に入っているカテーテルの違和感です。手術のあとしばらくは、トイレに行かなくていいようにカテーテルが入っています。初めてだと驚くと思うので、知っておくと少し安心かもしれません。
術後の痛みとドレーン
痛みは1週間ほど
手術のあとは、1週間ほど、安静にしていても痛いような感覚が続きました。痛み止めを飲みながらの生活でした。
痛みの感じ方は人それぞれです。痛いときは我慢せず、看護師さんに伝えて痛み止めを使ってもらいましょう。
手術のあともドレーンが入っていた
手術のあとも、胸にはドレーン(チューブ)が入っていました。私の場合は1週間くらいです。ドレーンが入っている間は、トイレやお風呂もドレーンと一緒なので大変でした。
入院生活で大変だったことは、こちらの記事で詳しくお話ししています。
》【気胸の体験談】18歳で発症、再発5回以上・手術2回。ドレーン・入院・手術のリアル
歩けるようになるまでと退院
手術の翌日から、少しずつ歩いた気がします。
退院は、手術から1週間〜2週間くらいでした。
| 手術のあと | 私の場合 |
|---|---|
| 歩き始め | 翌日から少しずつ |
| 痛み | 約1週間(痛み止めを飲みながら) |
| ドレーン | 約1週間 |
| 退院 | 手術から1〜2週間くらい |
これは私が手術を受けたころの経過です。病院の報告の中には、手術から数日〜1週間ほどで退院する人が多いとするものもあり、ドレーンを抜くタイミングや入院期間は、病院や体の状態によって違います。
傷あとは3か所
私の場合、手術の傷は3か所です。今も、傷あとがあるのはわかります。
2回手術をしているので比べてみると、先生や病院によって、傷の大きさがずいぶん違うと感じました。傷あとが気になる方は、手術の前に、傷の数や大きさについて聞いてみるのもいいと思います。
1回目と2回目の手術の違い
1回目の手術は、最初のドレーン処置のときに思うようにいかなかったこともあり、やむを得ず手術をしたという感覚でした。
2回目は、再発をくり返す中で自分で本を買って調べ、気胸の専門的な治療で知られる玉川病院を受診しました。自分から聞きにいったので、先生の答えも的確でした。
先生も人なので、相性や説明の仕方はそれぞれ違います。それでも私は、最初から専門のところで診てもらえばよかったと思いました。
手術をすすめられて迷っている方や、再発をくり返している方は、気胸の治療経験が多い病院に相談することも考えてみてください。
退院後、普段の生活に戻るまで
退院してから普段の生活に戻るまでは、1ヶ月くらいかかったと思います。
体のことだけでなく、気胸の不安からくる心の不調もあったと思います。今だったら、その心の面にも対処できると思います。
退院のとき、先生から言われたのは「できるだけ、楽しく過ごしたらいい」という言葉でした。
飛行機や運動などは、退院後しばらく控えるように言われることもあります。気になることがあれば主治医に確認してください。
手術を考えている人に伝えたいこと
手術は、気胸を治すための選択肢の一つです。
そのうえで、私は気胸には生活習慣も関係していると考えています。手術をする・しないにかかわらず、根本から体を整えたい方は、普段の生活も意識してみてください。私自身は今、無理をしないこと、よく寝ることを心がけていて、再発はしていません。
医学的にはっきりしている気胸の要因としては、喫煙があります。タバコを吸っている方はやめることが大切です。生活習慣で気胸を確実に防げるとまでは言えないので、気になることは主治医に相談してください。
よくある質問
Q. 気胸の手術は痛い?
手術中は全身麻酔なので、私は何も覚えていません。術後は1週間ほど痛みが続き、痛み止めを飲みながら過ごしました。
Q. 手術の入院期間はどのくらい?
私は、1回目の入院が約2週間、2回目が約1ヶ月でした(2回目は1回目の手術による癒着があり、難しい手術でした)。手術そのものからの退院は1〜2週間くらいでした。今は数日〜1週間ほどで退院する例も報告されていて、病院や状態によって違います。
Q. 手術をすれば再発しない?
再発は減りますが、ゼロにはなりません。私は手術の約1ヶ月後に再発しました。
Q. 傷あとは残る?
私の場合は3か所の傷があり、今もあるのはわかります。傷の大きさは、先生や病院によって違うと感じました。
まとめ
私の気胸の手術体験をまとめると、
・手術前には麻酔や輸血の可能性の説明があり、同意書を書いた
・不安だったが「早く退院したいからやるしかない」と決めた
・全身麻酔で、目が覚めたらベッドの上。ワープしたような感覚だった
・術後の痛みは約1週間、ドレーンも約1週間。翌日から少しずつ歩いた
・傷は3か所。退院後、普段の生活に戻るまで1ヶ月くらいかかった
・2回目は専門の病院で受け、最初から専門のところで診てもらえばよかったと思った
でした。
手術を前に不安な気持ちでいっぱいの方も多いと思います。私も同じでした。この記事が、少しでも手術のイメージをつかむ助けになれば嬉しいです。
気胸くん
気胸に苦しめられてきた体験談&克服法を健康管理士の気胸くんが教えます。
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