気胸の手術後の後遺症|傷のつっぱり・違和感・痛みはいつまで続く?【手術2回の経験者が解説】

気胸の手術後の後遺症|傷のつっぱり・違和感・痛みを手術2回の経験者が解説

こんにちは!気胸くんです。

気胸の手術が終わって退院したのに、「傷のあたりがつっぱる」「胸に違和感がある」「ときどき痛むけど、これって後遺症?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

私は18歳で気胸になり、胸腔鏡手術を2回受けました。今も、手術のあとの違和感や不安感、つっぱり感を感じることがあります。

本記事では

・気胸の手術後に残ることがある後遺症(傷のつっぱり・痛み・違和感)

・つっぱりや痛みが続く期間の目安

・手術を2回受けた私が、今も感じていること

・「後遺症かな?」と思ったときに受診したほうがよい症状

を、気胸で手術を2回経験した気胸くんがお話しします。

この記事は一般的な情報と私の体験談です。手術のあとの経過は、手術の方法や体の状態によって違います。気になる症状があるときは、自己判断せず、手術を受けた病院や主治医に相談してください。

結論:気胸の手術後に残りやすいのは「傷のつっぱり」と「痛み・違和感」

気胸の手術後の後遺症|傷のつっぱりや痛み・違和感が残ることがある

先に結論をお伝えすると、気胸の手術のあとに残ることがあるのは、主に傷のまわりのつっぱり感と、痛みや違和感です。

・ある病院の気胸の手術の説明書では、手術後の後遺症として「脇の傷がつっぱった感じが3〜6ヶ月程度続く」と書かれている
・胸の手術のあとには、傷そのものの痛みのほかに、肋間神経(ろっかんしんけい)による痛みが出ることがある
・手術をしても、気胸が再発することはある
・息苦しさや強い胸の痛みなど、気胸のときと同じような症状があれば、後遺症と決めつけずに受診する

私の場合は、手術のあと、今も違和感や不安感、つっぱり感を感じることがあります。付き合っていくしかない部分もあると思っています。

なお、手術の直後の痛みやドレーン、傷あとについては、こちらの記事でお話ししています。

》【気胸の手術体験談】胸腔鏡手術を2回受けた私が語る、手術前の説明・当日・術後の痛み・傷あと

気胸の手術後に出ることがある後遺症

気胸の手術後に出ることがある後遺症|傷のつっぱり・肋間神経の痛み・再発

気胸の手術は、今は胸に小さな傷をいくつか作って、そこからカメラや器具を入れて行う胸腔鏡手術が主流です。傷は小さくても、胸の壁を通って手術をするので、手術のあとにいくつかの症状が残ることがあります。

傷のつっぱり感(3〜6ヶ月程度続くことがある)

ある病院の気胸の手術の説明書では、手術後の後遺症として、脇の傷がつっぱった感じが3〜6ヶ月程度続くと書かれています。

とくに、手を挙げるときに引っ張られることが多いそうです。同じ説明書では、テープなどを使うことでつっぱり感を軽くできるとも紹介されています。テープを使ってよいか、どんなものを使うかは、手術を受けた病院で確認してください。

肋間神経による痛み

肋骨と肋骨の間には、肋間神経という神経が通っています。胸の手術のあとの痛みには、傷そのものの痛みと、肋間神経による痛みがあるとされています。

肺がんの手術についての国立がん研究センター東病院の解説では、肋間神経による痛みは次のように説明されています。

・手術してしばらくしてから現れることもある
・天気の悪い日や季節の変わり目などに、痛みが強くなることがある
・長く神経痛が残ることもあるが、日常生活に特に支障がない程度であることが大半

これは肺がんの手術についての説明なので、気胸の手術にそのまま当てはまるとは限りません。ただ、同じ胸の手術なので、手術のあとに痛みが残る理由の一つとして知っておくと、少し安心できるかもしれません。

手術をしても再発することがある

後遺症とは少し違いますが、気胸は手術をしても再発することがあります。先ほどの説明書では、胸腔鏡手術のあとの再発率は約5%程度と紹介されています。手術で切り取った部分とは別の場所に、新しく肺嚢胞(はいのうほう)ができて再発することもあるそうです。

実際に私も、1回目の手術から約1ヶ月で再発しました。

》【気胸の再発体験談】手術後1ヶ月で再発、5回以上くり返した私が伝えたい前兆と対処法

私の場合:手術から時間がたっても、違和感やつっぱり感がある

気胸の手術後の違和感とつっぱり感|手術2回の筆者が今も感じていること

私は、18歳のときに1回目の胸腔鏡手術を受け、その後も再発をくり返して、専門の病院で2回目の胸腔鏡手術を受けました。手術の傷は3か所で、今も傷あとがあるのはわかります。

手術の直後は、1週間ほど痛みが続いた

手術のあとは、1週間ほど、安静にしていても痛いような感覚が続きました。痛み止めを飲みながらの生活でした。退院してから普段の生活に戻るまでは、1ヶ月くらいかかったと思います。

今も感じる、違和感・不安感・つっぱり感

手術から時間がたった今も、手術のあとの違和感や不安感があります。つっぱり感を感じることもあります。

今は再発はしていませんが、たまに肺のあたりに痛みを感じることもあります。

正直に言うと、こうした違和感は、付き合っていくしかない部分もあると思っています。

違和感があると、再発が気になってしまう

退院してから大学に通い始めたころは、再発するんじゃないかという不安を常に抱えていたような気がします。痛みや違和感があると、どうしてもそこに意識が向いてしまうからです。

また、私はカラオケをやめました。歌うと胸の違和感が強まる感覚があったからです(カラオケが気胸の原因になると医学的に確かめられているわけではありません)。

退院後の生活や、不安を抱えながら大学に戻ったときのことは、こちらの記事でお話ししています。

》気胸の退院後の生活|仕事・学校への復帰はいつから?注意点と再発の不安

「後遺症かな?」と思ったら、受診したほうがよい症状

気胸の手術後の痛みや息苦しさ|後遺症と決めつけずに受診したほうがよい症状

手術のあとの違和感やつっぱり感は、時間とともに落ち着いていくこともあります。ただ、後遺症だと思っていた症状が、じつは再発だったということもありえます。

次のようなときは、「いつもの後遺症」と決めつけずに受診してください。

・以前の気胸と同じような息苦しさや胸の痛みがある
・息が吸えないような感覚がある
・急に息苦しさが強くなっていく(このときは迷わず救急車を呼ぶ)
・痛みがだんだん強くなる、痛む範囲が広がる
・傷が赤くはれる、熱っぽい

私が再発したときに最初に感じたのは、息苦しさと、息が吸えないような独特の感覚でした。初めて気胸になったときとほぼ同じ症状です。

また、レントゲンでは「異常なし」と言われたのに、CTを撮ると肺の下のほうが潰れていたこともありました。症状が続くときは、遠慮せずに医師に伝えてください。

気胸の症状や受診の目安は、こちらの記事でまとめています。

》気胸の初期症状と受診の目安|何科に行く?救急車を呼ぶべき?

手術後の違和感・つっぱりと付き合うためにできること

気胸の手術後の違和感やつっぱりと付き合う|主治医への相談と無理をしない生活

気になることは、手術を受けた病院に相談する

つっぱり感や痛みが長く続くときは、手術を受けた病院や主治医に相談しましょう。「いつから」「どこが」「どんなときに」気になるのかを具体的に伝えると、相談しやすくなります。

痛みが強くて生活に困っているときは、痛み止めなどの治療の相談ができることもあります。我慢しすぎず、伝えてみてください。

テープや動き方は、病院で確認する

先ほどの説明書では、テープなどを使うことでつっぱり感を軽くできると紹介されていました。傷の状態によって合う方法は違うので、自己流で始める前に、病院で確認すると安心です。

無理をしない、よく寝る

私が普段気をつけているのは、無理をしないこととよく寝ることです。これで後遺症が治るというわけではありませんが、私にとっては体調を崩さないための大切な習慣です。

不安な気持ちも、一人で抱え込まない

違和感があると、再発が気になって不安になるのは自然なことだと思います。不安が強いときは、主治医や家族、友人に気持ちを話してみてください。

気胸になりにくい生活のポイントは、こちらの記事でまとめています。

》【必見】気胸になりにくい身体作り

よくある質問

気胸の手術後の後遺症に関するよくある質問|つっぱり・痛み・違和感

Q. 気胸の手術後のつっぱり感は、いつまで続く?

ある病院の説明書では、脇の傷のつっぱった感じが3〜6ヶ月程度続くとされています。ただし人によって違います。私は、手術から時間がたった今も、つっぱり感を感じることがあります。

Q. 手術から時間がたってから痛むのは、後遺症?

胸の手術のあとには、肋間神経による痛みが、しばらくしてから出ることもあるとされています。ただ、気胸の再発のこともあるので、息苦しさや強い痛みがあるときは受診してください。

Q. 天気が悪い日に傷のあたりが痛むことはある?

肺がんの手術についての解説では、肋間神経による痛みは、天気の悪い日や季節の変わり目などに強くなることがあるとされています。気になるときは主治医に相談してください。

Q. 手術後の違和感は、気にしなくていい?

日常生活に支障がない程度の違和感が続くこともあります。私も今、違和感を感じることがあります。ただ、以前の気胸と同じような症状がある、だんだん強くなるといったときは、我慢せずに受診してください。

まとめ

気胸の手術後の後遺症のまとめ|つっぱり・痛み・違和感と受診の目安

気胸の手術後の後遺症についてまとめると、

・手術のあとに残ることがあるのは、主に傷のつっぱり感と、痛み・違和感
・ある病院の説明書では、脇の傷のつっぱった感じが3〜6ヶ月程度続くとされている
・胸の手術のあとは、肋間神経による痛みが出ることもある(天気や季節で強くなることも)
・手術をしても再発することがあるので、息苦しさや強い痛みは後遺症と決めつけずに受診する
・私は今も、違和感や不安感、つっぱり感を感じることがあり、付き合っていくしかない部分もあると思っている

でした。

手術のあとの違和感は、まわりの人には見えにくく、一人で不安になりやすいものだと思います。気になることがあれば、我慢せずに主治医に相談してください。

気胸の体験の全体は、こちらの記事でお話ししています。

》【気胸の体験談】18歳で発症、再発5回以上・手術2回。ドレーン・入院・手術のリアル

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